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近くて甘い

第38章 花の都は恋の街

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へっ…

デザイナーって…っ

仕事相手!?!?!?




その言葉の意味を必死で理解しようとしていると、光瑠さんは目を細めて不服そうに私のことを見つめた。




「それにっ…俺は別にデレデレなんかしてないっ!!!」



っ…そんなことは今…どうでもいいよっ…!




「どうしてもっと早くそう言ってくれないんですかっ…!?」




恥ずかしくて顔が異常に熱くなる。



私っ…この素敵な人が光瑠さんに迫ってるってっ…勝手にそう勘違いしてっ…




「恥ずかしいじゃないですかっ…!!!」





私は思わず顔を両手で覆った。




もうっ…本当にやだっ…!!





背後から、ペラペラとフランス語らしい言語が聞こえてきて、私は慌ててその彼女のことを見た。







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