近くて甘い
第38章 花の都は恋の街
ごにゃごにゃと叫んだアリーヌは、立ち上がって光瑠の肩を掴んだ。
『とても素晴らしいっ!!今のあなたたちを見ていたら急にインスピレーションが涌いたわっ!』
「っ…!?」
アリーヌの言葉にビックリした酒田は通訳することも出来ずに口を開ける。
「おっ、おいっ…酒田っ…口を開けていないで早く通訳──」
「もう!しつこいですっ!光瑠さんは確かにかっこいいし素敵だから、気持ちは分かりますけど!!でも、私のものですっ!だから触らないで下さいっ!」
勘違いしたままの真希は、再び光瑠からアリーヌの事を引き離して叫ぶ。
光瑠はそんな真希の叫びを聞いて、思わず口元を緩めたあと、微かに顔を紅くしたまま真希の肩を叩いた。
「真希…」
「光瑠さんも、そうやってちょっと胸が大きいとデレデレした顔をするか───」
「───彼女はデザイナーだ!」
『とても素晴らしいっ!!今のあなたたちを見ていたら急にインスピレーションが涌いたわっ!』
「っ…!?」
アリーヌの言葉にビックリした酒田は通訳することも出来ずに口を開ける。
「おっ、おいっ…酒田っ…口を開けていないで早く通訳──」
「もう!しつこいですっ!光瑠さんは確かにかっこいいし素敵だから、気持ちは分かりますけど!!でも、私のものですっ!だから触らないで下さいっ!」
勘違いしたままの真希は、再び光瑠からアリーヌの事を引き離して叫ぶ。
光瑠はそんな真希の叫びを聞いて、思わず口元を緩めたあと、微かに顔を紅くしたまま真希の肩を叩いた。
「真希…」
「光瑠さんも、そうやってちょっと胸が大きいとデレデレした顔をするか───」
「───彼女はデザイナーだ!」