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「美味しいでしょ…？」



「っ…甘いっ！甘すぎるっ!!」




顔をしかめる光瑠さんが面白くて、私はフフっと笑った。


大げさだなぁ…




「こんなにおいしいのに…」



「当たり前だっ！この俺が20分も掛けて頼んだんだっ！」



…………なにそれ…
甘すぎるって文句言ってたくせに…




「……きっとそうですね…」




ニコッと笑ってそう言ったら、光瑠さんは何故か私から顔をそらした。



……照れてるのかな？
本当、光瑠さんっておもしろい…




「この後、どこに行きますか…？」



「……お前の行きたいところに連れていってやる」




でも優しいという…

よく分からない性格のこの人が…




「大好きです…」



「っ…なっなんだ突然っ…。またなんか俺にさせる気かっ…！」



「なんですかそれっ…！もぉ！どうしてそんなに素直じゃないのっ!?」



「そうやって何度も俺を騙したのはお前だろうがっ!!」




騙したっ!?!?



「想ったことを言っただけです！それを騙したなんてひどいっ！」