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近くて甘い

第42章 パリの夜は…

そのまま、光瑠さんに誘われてベッドに乗り上げ、光瑠さんの上に座る。



こんなに幸せなことってあるのだろうか…



左手の薬指が目に入るたび胸が締め付けられる…



私…光瑠さんと結婚するんだ…





「……何を考えてる…」




服を脱ぎながら、優しく囁かれて、また強く胸が締め付けられた。






「……光瑠さんと…結婚するなんて…何だか信じられなくて…」



「……いやか」




答えを分かっているからか、光瑠さんは余裕そうにそう言った。





「嫌だと言っても変更は出来ない…」



「どうしてですか…?」



「お前なしでは…俺が生きられないからだ…」








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