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近くて甘い

第43章 将来の扉

「誤解っ…されちゃったねっ…ごめんっ…」



浩平くんの好きな人は……


真希様なのに……



何故か涙が出そうになった愛花は、再び手を握られた感覚に目を見開いた。



顔を上げると、顔を紅くした浩平が前を向いたまま、男らしい表情を見せていた。


こんなことしたらまた誤解されちゃうのに…っ


「浩平くんっ…?」



「おっ、俺のっ…」



再び強く手を握られて、ドキドキと愛花の鼓動が速まった。




「俺の気持ちはっ…誤解じゃねぇからっ……!!」




えっ…?




「そういうことだからっ…!」




そういうことって…っ…







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