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近くて甘い

第43章 将来の扉


投げやりな自分が初めて仕事にやりがいを感じたのは、



彼と出会ったからだった──…




誠実で…心優しくて…頭も良くて…




関根 要は


やはり有川商事の



要だ───






「関根…」



「やりましたね…」




ニヤリとクールに笑った要につられて、光瑠もフッと笑った。




差し出した手を要は強く握る。






「……お前のお蔭だ」



「…いえいえ」



「これからも頼む…」



「もちろん…」





Espoirで培われた強固な絆を感じながら、二人は爽やかに微笑んだ。





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