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近くて甘い

第43章 将来の扉



何のにおいだろう…



太陽のにおい…?



緑がいっぱいに生い茂っているにおい…?




「よし、目を開けろ」





光瑠さんの合図で、要さんが手を離した。





「わ〜〜〜〜〜!!!!」


「…………すごい…っ」




目の前には、





辺り一面に咲く、ひまわり畑が広がっていた。






「これっ…」




はしゃぐ隼人を追い掛ける要さんと酒田さんの背中を見ながら、私は光瑠さんに話し掛けた。


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