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近くて甘い

第4章 ファミレスと意地悪王子

「ちょっ、ちょっと…!」



何故か勝手にピリピリする二人の間に今度は私が立つ。



「吉岡くんっ…なんか誤解してるっ、彼は…」



えぇっと…

どうしようっ…

なんて紹介すればいいの…!?



「真希さん?早く彼に教えてあげて下さい、僕が初恋の相手だって…」


「かっ、要さんっ…!?」



ニヤリと笑った要さんは後ろから私の腰を掴んでグッと引き付けた。



「はっ…初恋っ!?」



真っ赤になる私を見ながら、吉岡くんは目を見開いていた。


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