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近くて甘い

第45章 おかえりなさいませ、ご主人様っ!?

ああ…
今さら気付いた…



私に厳しい目を向ける光瑠さんは、いつものように白いスーツ…

呆れたような顔をしている要さんは、黒いスーツ…


この二人が、

白王子と黒王子だ…っ



「どうしてあなたはもっと用心ということをなさらないんですか…」


「そんなっ…」


「何を見ているんだっ!!! これ以上こいつの事を見るな!触るな!話し掛けるな!」


「すっ、すみませんっ…」



突然目の前のお客さんにキレ出した光瑠さんは、私のことを引っ張って自分の後ろにかくまった。



こうなるから…文化祭のことは伝えたくなかったのにっ…

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