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近くて甘い

第45章 おかえりなさいませ、ご主人様っ!?

「お前が裏方だろうがっ…!一体何をしてるんだっ!!! また俺に隠れて──」


「べっ、別にそんなつもりはっ…」




なんて言い訳をしようかと困り果てていたところに、はぁはぁと息を切らした声がして、私は、振り返った。




「ご主人様っ…」


「愛花ちゃんっ…!」



相当急いで走ってきたのか、顔を真っ赤にさせた愛花ちゃんは、汗を拭って光瑠さんに頭を下げた。




「げっ…お前ら…」



後を追い掛けてきた吉岡くんは、光瑠さんと要さんのことを見て顔を歪ます。




「申し訳ありませんっ…真希さまが裏方でなくなったのは、私の責任でっ…」



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