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近くて甘い

第4章 ファミレスと意地悪王子

「いっ、意味わかんねぇっよっ!」



震えを抑えようとして無理だった。


目の前の男は驚くほど身長が高い上に、男の自分が見ても息を飲むほど顔が整っていて、強くこっちを見つめてくる。



「二人ともっ…もうやめてくださいっ!」



浩平の背後からする柔らかい声を聞いて要は、はぁっとため息をついた。



本当に…
彼女は何人の男を惑わせれば気が済むのだろうか…



そしてまた、怯えた様子の浩平を見る。



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