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グッと歯を食いしばって、飲み込まれないように堪える…




「お前は俺のものだっ…それが分からないならっ…」




「あっ…だめっ…そんなに激しっ…あっ…」



「俺しか触れられないところに閉じ込めるぞ……っ」




揺さぶりが強まって真希は、縛られたままの手を顔の前に置いた。


「ごっ…めんっ…な…あっ…」





果てが近付く…




腹が立つのに、愛しい気持ちがこみ上げて光瑠は眉間にシワを寄せた。




片手をベッドから離すと、真希の腕を縛っているネクタイを器用に解いてベッドの脇に投げた。





「っ………ひかるさっ…んっ」





自由になった両手を伸ばして来た真希を見つめて、グッと強く抱きしめる。



「真希っ……」




深いため息交じりに光瑠の低い声が響く。