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服がかすれ合う音と、二人の繋がる音が相まる…




光瑠はぷっくりとした真希の唇を見ながらまた深くため息をついた。



キスはしないなんて、どうせ無理なことなら言うべきじゃなかったっ…




情けなく思いながらも堪えられない欲に、光瑠は観念したように唇を近付けていった。





「っ………光瑠さんっお願いですっ…」



寸前で声を発して来た真希に光瑠は目を見開いた。




「お願いっ… あっ…！」



「────────」




「お願いだからっ……キスしてくださいっ…」



「っ………」




途端に身体が泡立つ感覚に、見開いていた目をまた光瑠は細めて真希を至近距離で見つめ返した。