近くて甘い
第46章 お仕置きの時間っ!?
びっくりして、私はあっけなく顔を覆っていた手を離して光瑠さんの表情を見た。
「今…なんて…きゃっ」
急に背中に手を回されて、身体を起こされた私は、とっさに光瑠さんの肩に手を付いた。
ニヤリと笑った光瑠さんは、私の首筋に音を立ててキスを落とした。
「気に入った…」
「えっ…?」
「なかなかそそられる……」
「っ……」
「でっ、でもっ…文化祭の時は早く着替えろって…」
私の言葉を聞いて、光瑠さんは目を見開くと呆れたように溜め息を吐いた。
「何も分かってないな…お前は…」
「……?」
「まだ…教育が必要なようだな…」
「えっ…なっ…なんでっ…ちょっと光瑠さんっ…」
「ご主人様…だろ」
「っ……」
そう呟きながら、光瑠さんは私の胸元のリボンを唇に挟んで解いていった。
何だか光瑠さんに変な趣味が出来てしまったかも…
そんなことを思いながら、また私は光瑠さんの勢いにのまれていった。