近くて甘い
第47章 淡くて儚い
すっかり起立している胸の突起を口に含んで、舌で転がす。
「あっ…やっ…要くっ……っ」
甘ったるい恵美の声に、先ほど欲を吐き出したばかりにも関わらず、要のそれは大きく反り勃っていた。
「……………そんなにいいですか」
「っ………いいっ…!」
ぎゅっと首に腕を回した恵美は、要の唇を塞いだ。
目を見開いた要も、すぐに目を閉じて激しく舌を絡めていた。
「んっ…」
クチュリと、唾液の絡まる音と、恵美の中をかき混ぜる要の指の音が響く。
ぱぁっ…っと音を立てて唇を離した二人は荒い吐息を混ぜ合わせながら、見つめあった。
「要くんっ…」
「はい……っ」
「もうっ……」
「………………っ」
「もう挿れてっ…」
淫らな要望をして来た恵美の頬を要は優しく撫でた。
「……………欲しいんですか?」
「あっ…」
指を抜いた要は、自身のそれを恵美そこに当てがう。