近くて甘い
第47章 淡くて儚い
「はぁっ…っ…あっ…」
「どうしたんですか、これ」
指にまとわりついて来る蜜に、要はニヤリと笑って恵美に顔を近付けた。
「………すごい濡れてますけど…“先生”…?」
「んんっ…」
かたく腫れた小さな突起を要は長い指で捉えると、恵美に唇を塞ぎながら、そこを執拗に攻めた。
「んんんーっ!」
ギュっと目を瞑って悶える恵美に、要は満足そうな表情を見せていた。
もっと乱れればいい……
探るように指を動かした要は、ヌプッと音を立てて静かに恵美の中に指を潜らせた。
「あっ…ソレだめっ…」
グッと反った恵美の身体。
要は指をゆっくりと抜き差ししながら、もう片方の手で恵美のシャツのボタンを外していた。
「………ココですか?」
「あっ…!」
強く指で突くと、恵美は、ビクンッと身体を震えさせた。