近くて甘い
第4章 ファミレスと意地悪王子
「そんなことはどうでもいいですよ。」
どうでもよくないよ…!
まさか、ずっと慣れ親しんでいたこのファミレスまで有川商事の傘下にいたなんて…
改めて、有川商事のすごさを私は痛感していた。
「ガトーショコラの桜のソースがけ、おいしかったですか?」
うっ、えと…
それは…
「とっても…」
首を傾げて尋ねる要さんに私は力強く頷いた。
「良かった…。これね、
あなたが喜ぶ顔を想像して考えたんです。」
ドキッとまた心臓が鳴る。
要さんといると心臓がもたない…
「今度持っていこうと思ったんですけどもう食べてくれるなんて…
やっぱり、運命感じませんか?」
「あっ…えっと…そのっ」
再びじりじりと近付いてくる要さんに私は慌てていると、照明に反射した要さんの腕時計が目に入った。
どうでもよくないよ…!
まさか、ずっと慣れ親しんでいたこのファミレスまで有川商事の傘下にいたなんて…
改めて、有川商事のすごさを私は痛感していた。
「ガトーショコラの桜のソースがけ、おいしかったですか?」
うっ、えと…
それは…
「とっても…」
首を傾げて尋ねる要さんに私は力強く頷いた。
「良かった…。これね、
あなたが喜ぶ顔を想像して考えたんです。」
ドキッとまた心臓が鳴る。
要さんといると心臓がもたない…
「今度持っていこうと思ったんですけどもう食べてくれるなんて…
やっぱり、運命感じませんか?」
「あっ…えっと…そのっ」
再びじりじりと近付いてくる要さんに私は慌てていると、照明に反射した要さんの腕時計が目に入った。