この前、近くて遠くて、人を拾いました!?
第3章 Party Night! (この拾×近くて遠い)
◆真希◆──────…
「ったく!!離れるなと言っただろうがっ!」
「あわぁっ…」
グイッと腰を引き付けられて私は転びそうになった。
今日はいつにも増して光瑠さんの動きが粗野だ…
きっとそれはさっきの要さんの発言が関係してるんだろうけど、誤解を解くために
『要さんには抱かれてません』
なんてみんなの前でいうのは恥ずかしいし…
それに、要さんに迫られたあの時、まだ光瑠さんへの気持ちに気付かないまま涙を流して要さんを拒否してしまったから、要さんの前でそんな発言をするのはやっぱり気が引けた。
「もたもたするなっ!」
「ごめんなさいっ…」
パーティーから帰ったらちゃんと伝えよう…
そう決めて、パーティー中は仕方なくこの乱暴に耐えることにした。
きらびやかな会場…
この落ち着いた高級感溢れる雰囲気。
そして…
どこか、懐かしいような…
「あ、ここ…」
要さんが声を上げたのをきいて、私もハッとした。
見覚えのあるホテルだなと思ってたけど…
にこりと笑った要さんを見て、はっきりと思い出した。
「僕たちの思い出のホテルじゃないですか…」
「うっ…」
確かに、ここはあの時要さんが連れて来てくれた新作チョコレートの試食会の会場だ…
「ったく!!離れるなと言っただろうがっ!」
「あわぁっ…」
グイッと腰を引き付けられて私は転びそうになった。
今日はいつにも増して光瑠さんの動きが粗野だ…
きっとそれはさっきの要さんの発言が関係してるんだろうけど、誤解を解くために
『要さんには抱かれてません』
なんてみんなの前でいうのは恥ずかしいし…
それに、要さんに迫られたあの時、まだ光瑠さんへの気持ちに気付かないまま涙を流して要さんを拒否してしまったから、要さんの前でそんな発言をするのはやっぱり気が引けた。
「もたもたするなっ!」
「ごめんなさいっ…」
パーティーから帰ったらちゃんと伝えよう…
そう決めて、パーティー中は仕方なくこの乱暴に耐えることにした。
きらびやかな会場…
この落ち着いた高級感溢れる雰囲気。
そして…
どこか、懐かしいような…
「あ、ここ…」
要さんが声を上げたのをきいて、私もハッとした。
見覚えのあるホテルだなと思ってたけど…
にこりと笑った要さんを見て、はっきりと思い出した。
「僕たちの思い出のホテルじゃないですか…」
「うっ…」
確かに、ここはあの時要さんが連れて来てくれた新作チョコレートの試食会の会場だ…