この前、近くて遠くて、人を拾いました!?
第3章 Party Night! (この拾×近くて遠い)
「何だと…っ!?」
光瑠さんの顔が赤くなる。
思い出のホテルだなんて言ったら、また誤解させちゃうじゃない…!
もうやめてと必死で要さんに目で伝えるけど、要さんは惚けたような顔をした。
「あの時の真希さんは本当にかわいかったなぁ…」
「──!!」
「周りも気にせず“声を上げる”から少しだけ困っちゃいましたけど」
もう涙が出そうだった。
要さんの言っていることは間違ってないけど、そんな風に言ったらまるで私と要さんがこのホテルでっ…
今にも光瑠さんが要さんにつかみかかりそうになったが、酒田さんが早く受付を済ませましょう!と声をかけたことでそれは一応免れた。
要さんは余裕な様子で私に笑いかけてきたけどもう気が気じゃない…
これ以上はもう何もしないでと願っていると、
光瑠…?と男の人の声がして、私と光瑠さんは振り返った。
「おぉっ…!やっぱり光瑠かっ!!なんだ!!でかくなったなぁお前…」
そう言いながら近付いてきたのは黒髪で切れ長の目をしたダンディーな男性だった。
光瑠さんの顔が赤くなる。
思い出のホテルだなんて言ったら、また誤解させちゃうじゃない…!
もうやめてと必死で要さんに目で伝えるけど、要さんは惚けたような顔をした。
「あの時の真希さんは本当にかわいかったなぁ…」
「──!!」
「周りも気にせず“声を上げる”から少しだけ困っちゃいましたけど」
もう涙が出そうだった。
要さんの言っていることは間違ってないけど、そんな風に言ったらまるで私と要さんがこのホテルでっ…
今にも光瑠さんが要さんにつかみかかりそうになったが、酒田さんが早く受付を済ませましょう!と声をかけたことでそれは一応免れた。
要さんは余裕な様子で私に笑いかけてきたけどもう気が気じゃない…
これ以上はもう何もしないでと願っていると、
光瑠…?と男の人の声がして、私と光瑠さんは振り返った。
「おぉっ…!やっぱり光瑠かっ!!なんだ!!でかくなったなぁお前…」
そう言いながら近付いてきたのは黒髪で切れ長の目をしたダンディーな男性だった。