この前、近くて遠くて、人を拾いました!?
第4章 主催者
「僕となみちゃんの子どもなのだからかわいくないわけがなぁぁぁあい!!!」
目を見開く関根さんと、ため息をつく総一さん。
本当、誰かレイのボリュームスイッチ落ちてんの見ませんでしたかー!
「……そう…ですね、申し訳ありません…」
タラリと汗をかきながら、ひきつった笑いを見せる関根さん。
「レイ、充分聞こえるから、もう少し静かに──」
「何事ですのっ…!?」
甲高い声が頭に響く。
この声を聞くと何だか嫌な思い出が甦ってくるんだけど……
「まぁっ…礼二様じゃありませんか…!と……あら、あなた召し使いじゃない。」
うざっ
何々、今めっちゃイライラってしたんだけどっ!
私はクルっと声のした方を見た。
「れっ麗子さんっ…!!」
「……何故そんなにびっくりするのかしら。本当一般庶民の感覚が分からないわっ。」
長い髪をクルクルと巻き上げ、ごてごてのお嬢様ドレスを身に付けている彼女は…
レイの元許嫁の…九条院財閥新代表、九条院 麗子だ。(けっ!名前までごてごてしい!)
目を見開く関根さんと、ため息をつく総一さん。
本当、誰かレイのボリュームスイッチ落ちてんの見ませんでしたかー!
「……そう…ですね、申し訳ありません…」
タラリと汗をかきながら、ひきつった笑いを見せる関根さん。
「レイ、充分聞こえるから、もう少し静かに──」
「何事ですのっ…!?」
甲高い声が頭に響く。
この声を聞くと何だか嫌な思い出が甦ってくるんだけど……
「まぁっ…礼二様じゃありませんか…!と……あら、あなた召し使いじゃない。」
うざっ
何々、今めっちゃイライラってしたんだけどっ!
私はクルっと声のした方を見た。
「れっ麗子さんっ…!!」
「……何故そんなにびっくりするのかしら。本当一般庶民の感覚が分からないわっ。」
長い髪をクルクルと巻き上げ、ごてごてのお嬢様ドレスを身に付けている彼女は…
レイの元許嫁の…九条院財閥新代表、九条院 麗子だ。(けっ!名前までごてごてしい!)