この前、近くて遠くて、人を拾いました!?
第4章 主催者
固まったまま、消えていく二人の背中…というより、みきさんを担ぐ礼二さんの背中を見る。
「……僕が悪かったのでしょうか…」
力なく呟いた要さんに顔を向けると後ろから光瑠さんに肩を掴まれた。
「変態なんて言葉じゃ生ぬるかったな…
あれはただの発情したサルだ。」
はは…と苦笑いを返す。
本当に…
今のは何だったんだろう…。
「おっと…あちらでも…」
酒田さんに似た人がバルコニーを指差す。
「っ…!!」
そこには、九条院夫婦が抱き合って貪るようなキスをしていた。
こんなに他の人のキスシーンを見ちゃうなんてっ…
思っても見なかった事に顔が紅らんでいく。
あれっ…?
ちょっ、ちょっと待ってっ…!!
私はハッとして顔を上げ光瑠さんを見つめた。
「っ…」
光瑠さんも私と同じことを思ったようで私を焦った様子で見つめてる。
「光瑠さんっ…」
小声でそう呼ぶと光瑠さんは屈んで私に顔を近付けた。
「まさかこんなにこっちからバルコニーが見えるとはっ…」
「私たちも見られてたんでしょうか…っ」
「いやっ…分からん…っ」
「……僕が悪かったのでしょうか…」
力なく呟いた要さんに顔を向けると後ろから光瑠さんに肩を掴まれた。
「変態なんて言葉じゃ生ぬるかったな…
あれはただの発情したサルだ。」
はは…と苦笑いを返す。
本当に…
今のは何だったんだろう…。
「おっと…あちらでも…」
酒田さんに似た人がバルコニーを指差す。
「っ…!!」
そこには、九条院夫婦が抱き合って貪るようなキスをしていた。
こんなに他の人のキスシーンを見ちゃうなんてっ…
思っても見なかった事に顔が紅らんでいく。
あれっ…?
ちょっ、ちょっと待ってっ…!!
私はハッとして顔を上げ光瑠さんを見つめた。
「っ…」
光瑠さんも私と同じことを思ったようで私を焦った様子で見つめてる。
「光瑠さんっ…」
小声でそう呼ぶと光瑠さんは屈んで私に顔を近付けた。
「まさかこんなにこっちからバルコニーが見えるとはっ…」
「私たちも見られてたんでしょうか…っ」
「いやっ…分からん…っ」