
華姫と鮮血の恋
第2章 本音
腰が動いている、ときいて突然華衣は怖くなる。
(今まで、どんな方と夜伽の行為に及んでも、こんな…………こんなに変な感覚に、ならなかったのにっ!)
紅覇の手、唇。
そのすべてが、華衣にとって初めての甘い快楽だった。
「ひぅ!!……………ん、ぁあ、………紅覇さまっ!、そこ、………なにっ…」
グツ…
紅覇は、自身の膝を華衣の陰部に押し当てる。
それが的確に華衣のクリトリスをこすって、言いようのない快感を生んでいた。
「華衣、触って、い?」
熱い視線をした紅覇が言った。
その言葉に顔を赤らめた華衣は、紅覇に向かって、小さな小さな声で、
「きかないで、ください…」
と言った。
紅覇は、それを了承ととると、すでに潤みきったそこに、そっ、と指を滑らせた。
