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華姫と鮮血の恋

第2章 本音


「こうはさま、こうはさまぁっ」

「ん、華衣」

自分に抱きつく華衣の頭を撫でながら、明日の言い訳を考える。

(華衣も馬鹿だよねぇ…?明日から、どーやって可愛がってあげよっかな?)

紅覇は、クスリと笑った。

「こ…うは、さ、ま………」

途切れ途切れにそう言うと、疲れたのか、華衣は紅覇の腕の中で目を閉じてしまう。

(可愛い………僕の、)

僕の華衣、と続けようとしたが、紅覇の思考もまた、眠気によってそこで途切れた。
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