頑張れ!あかりちゃん
第1章 頑張れ!あかりちゃん
でも5日目くらい…かな。
体育の時にぶっ倒れちゃって。
りんちゃんが保健室に連れて行ってくれたみたいだけど、正直私は川の向こうで死んだおばあちゃんを見た。
でもこっちへ来るんじゃないとすごい怖い顔で言われたからしょんぼりしながら来た道(良く分からないけど)を歩いて帰ってたわけだけど。
それは夢だったみたいで、目の前にはりんちゃんがいた。
「あ、目ぇ覚めた…?」
「りんちゃん…おばあちゃんに、会ってきた…けど来るなって…言われました…」
「いいおばあちゃんだね」
りんちゃんはふぅ、と呆れたようにため息をついて目線を落としたあと、真剣な目で私を見た。
「無理しちゃダメだって言ったのに…」
「ごめんなさい…でもりんちゃんみたいになりたくて」
「私?」
「うん。細くてお尻もちっちゃくて、可愛いし…性格はかっこいいけど…それが羨ましくて」
りんちゃんはまたため息をついて、着ていたトレパンの裾をめくった。
「これがバレー部でできたすり傷…それにほら太もも。しゃがむから太くなるの。私は朱理みたいに白い肌で女の子っぽい柔らかさ、羨ましいけどな」
私の手を掴んで腕や太ももの筋肉を触らせた。
「食事もまともにとってなかったでしょ?ちゃんと食べなきゃまた倒れるよ」
そう言った時、萩本先生の声が聞こえた。
「先生、来たみたいだから私教室戻るね」
「えっちょっ…りんちゃんっ」
りんちゃんはすぐに出ていき、萩本先生らしき人と少し話したあとすぐさま先生が保健室にきた。
どうしよおおおお。
「山下、入っても?」
「どどどっ、どうぞ…っ」
先生がカーテンを開けたから、上半身を起こして様子を伺った。
「ダイエットしてたんだって?今中井から聞いた」
りんちゃんーーーっ!
言っちゃったのね…ッ!
「はい…ちょっと無理しちゃったみたいで…りんちゃんにも怒られちゃいました」
体育の時にぶっ倒れちゃって。
りんちゃんが保健室に連れて行ってくれたみたいだけど、正直私は川の向こうで死んだおばあちゃんを見た。
でもこっちへ来るんじゃないとすごい怖い顔で言われたからしょんぼりしながら来た道(良く分からないけど)を歩いて帰ってたわけだけど。
それは夢だったみたいで、目の前にはりんちゃんがいた。
「あ、目ぇ覚めた…?」
「りんちゃん…おばあちゃんに、会ってきた…けど来るなって…言われました…」
「いいおばあちゃんだね」
りんちゃんはふぅ、と呆れたようにため息をついて目線を落としたあと、真剣な目で私を見た。
「無理しちゃダメだって言ったのに…」
「ごめんなさい…でもりんちゃんみたいになりたくて」
「私?」
「うん。細くてお尻もちっちゃくて、可愛いし…性格はかっこいいけど…それが羨ましくて」
りんちゃんはまたため息をついて、着ていたトレパンの裾をめくった。
「これがバレー部でできたすり傷…それにほら太もも。しゃがむから太くなるの。私は朱理みたいに白い肌で女の子っぽい柔らかさ、羨ましいけどな」
私の手を掴んで腕や太ももの筋肉を触らせた。
「食事もまともにとってなかったでしょ?ちゃんと食べなきゃまた倒れるよ」
そう言った時、萩本先生の声が聞こえた。
「先生、来たみたいだから私教室戻るね」
「えっちょっ…りんちゃんっ」
りんちゃんはすぐに出ていき、萩本先生らしき人と少し話したあとすぐさま先生が保健室にきた。
どうしよおおおお。
「山下、入っても?」
「どどどっ、どうぞ…っ」
先生がカーテンを開けたから、上半身を起こして様子を伺った。
「ダイエットしてたんだって?今中井から聞いた」
りんちゃんーーーっ!
言っちゃったのね…ッ!
「はい…ちょっと無理しちゃったみたいで…りんちゃんにも怒られちゃいました」