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誘惑~甘美な秘蜜~

第1章 201号室

しっかりと抱き上げられ、優しくベッドへと下ろされる瞬間がアヤコは好きだった。

初めて抱き上げられた時は、照れと、自分の体重がバレてしまいそうで暴れたりしたが、抱き上げてもビクともしないコージーの逞しさが感じられて、ソッとベッドへ寝かせてくれる優しさが、大切にされてるような感じがして、アヤコのお気に入りな一連の流れだった。

ソファーからベッドの上に寝せられたアヤコは、コージーの顔に手を添えて、口づけを求めた。

コージーもその求めに応じて、優しく唇を重ねて、アヤコの桜色に染まった顔を沁々と覗く。

「なっ!なに?」

あまりマジマジと見られる事が苦手なアヤコは照れて、顔を背けた。


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