テキストサイズ

誘惑~甘美な秘蜜~

第2章 202号室

「悪いけど…ちょっとこのままいさせて……。」


何かを言いかけたリカコだったが、タカシの言葉に素直に従い抱きしめてきたタカシの身体に腕を回し、タカシの頭を優しく撫でた。

リカコの耳元で、

「ゴメン…。」

と、呟くタカシに優しく問いかけるリカコ。

「何か辛い事あったんだね。私で良ければ…話し聞くよ。」

普通であれば、直ぐにプレイに入るか、ある程度世間話をするのだが、タカシのように抱きしめてそのままでいる人は、ほとんどいなかった為に、リカコも思わず仕事を忘れて話しかけていた。

「どうしたの?」

優しく話しかけるリカコにタカシはゆっくりと答え始めた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ