テキストサイズ

histoire d'amour eternel

第8章 雨が上がったら

「だってさー?」


「ん?」




小雨に変わりつつあった雨は、いつの間にか上がってて。


彼は、差してた傘を畳みながら




「荷物、増えんじゃん」


「うん、そうだねー?」



あ、なんだ。

ちょっと前の私と理由、一緒なんだ。



「くせっ毛暴れんじゃん」



「あ、くせっ毛だったんだ!?」



「うん、分からなかった?」



「うん、全然!」



「それに、」



「?」






ストーリーメニュー

TOPTOPへ