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histoire d'amour eternel

第11章 証

そんな君と。


「おはよー♪」

「おぅ!」


笑顔でお互い自然に挨拶出来るようになるにも時間は掛からなくて。


仕事中は当たり前。

2時間置きにある10分休憩。

お昼休憩。

帰り路。



常に君と一緒に過ごした。


第一印象は最悪だったのに。君と過ごす時間はとても楽しくて仕方がなくて。

君と1番何が楽しかったって


全くもって、いつも中身の何もない適当な会話。



「お腹空いたぁぁ~」


「ネジでも食っとけば?」


「おぉ!ガッちゃんになれるね?」


「空飛べるしマジスゲー!」


「じゃぁ、金雲も呼べるね!」


「は!?じゃぁ神龍も呼べるな」


「うーん…それ却下」


「マジか」



こんな、しょーもない会話を毎日毎時間

ずっと繰り返して2人しか分からないツボで2人で大爆笑。


適当な私が話す言葉に、適当な君が返す言葉。

適当な人間達の、適当な会話。


その時間が、とっても楽しくて仕方がなかった。







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