
histoire d'amour eternel
第14章 新月
……うーん……
なんて考えてる間にも。
彼女はスラスラとピンクの紙に願い事をバンバン書いていて。
あまりに書き過ぎたのか
「ヤバい!!」
「ん?」
「10個じゃ納まらない!!」
「………。」
彼女と付き合って半年。
結構、欲深い人だったんだと一面を知った瞬間。
どんな願い事を書いてるのか気になって、少しだけチラ見。
“宝くじが当たる”
“エゴイストの服プレゼント”
“テストで100点”
…………。
げ…現実的ぃ………。
彼女らしい願い事に、思わずフッと笑いが零れる。
