テキストサイズ

histoire d'amour eternel

第14章 新月




「ねぇ、まだ何も書いてないじゃん」


「え、あぁ、今から書くとこ」


「何て書くのー?」


「内緒」


「ケチッ!」



頬を膨らませて、プイッとそっぽを向く彼女に微笑しながら


俺はピンクの紙と向き合って、願い事を記入。



1文字1文字


願いが叶いますように……



と心の中で念じながら。




「出来た♪」


「見せてッ!」


「だーめ」


「マジでケチ!!」





俺の、叶えたい願い事。





ストーリーメニュー

TOPTOPへ