histoire d'amour eternel
第18章 今だけ
何も聞かないし、何も言わないけど
「ほら、着いたぞー」
「やったー♪」
当たり前のように、あたしの1番好きな場所へと連れてってくれる。
――お気に入りの、海。
夜の深い群青の海と、深い漆黒の空
海と空の境界線が全然分からない目の前の景色に吸い込まれそうになりながら
「なぁ、寒い」
「は?!まだ車から降りて2分じゃん!」
「じゃぁ、温めてよ」
「ばばばば、バカじゃない?!」
あたしの顔は、コイツのせいで一気に赤面。
真冬の海で寒いはずなのに、あたし1人
妙に熱い。
そんなあたしを気にも止めず、やれ
寒い、だの
温めろ、ボケ。だの
肉布団なれ。だの
やかましい、コイツ。
静かに海見たいあたしは、コイツを黙らせようと
「じゃぁ、これで我慢してよ!」
ドキドキしながら、アイツの手をギュッと繋いだ。
「……冷え症に温められても…」
「煩いわ!ボケ!」
マジ、煩い。
「ほら、着いたぞー」
「やったー♪」
当たり前のように、あたしの1番好きな場所へと連れてってくれる。
――お気に入りの、海。
夜の深い群青の海と、深い漆黒の空
海と空の境界線が全然分からない目の前の景色に吸い込まれそうになりながら
「なぁ、寒い」
「は?!まだ車から降りて2分じゃん!」
「じゃぁ、温めてよ」
「ばばばば、バカじゃない?!」
あたしの顔は、コイツのせいで一気に赤面。
真冬の海で寒いはずなのに、あたし1人
妙に熱い。
そんなあたしを気にも止めず、やれ
寒い、だの
温めろ、ボケ。だの
肉布団なれ。だの
やかましい、コイツ。
静かに海見たいあたしは、コイツを黙らせようと
「じゃぁ、これで我慢してよ!」
ドキドキしながら、アイツの手をギュッと繋いだ。
「……冷え症に温められても…」
「煩いわ!ボケ!」
マジ、煩い。