
histoire d'amour eternel
第21章 淡い想い出
そんな幸せを噛み締めながら、チラリと猛司の横顔を盗み見。
・・・一目惚れしちゃったんだもんねぇ。
何となく学生時代を懐かしむ。
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『好きです』
『どこが?』
『えっ?!』
『俺の、どこが好きなの?』
まさかの質問から始まった私達。
最初の頃は、幸せって思うより
『ヤッたからって彼女面しないでよね』
『・・彼女、じゃないんですか?』
『俺、愛とか信じないから』
『いいです、それで』
固く、心を閉ざし“愛”を寄せ付けない彼に。
嘘笑いをして、心から笑わない彼に
精一杯だった私。
