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histoire d'amour eternel

第21章 淡い想い出

「愛?」


「ん?何??」


ふわっとした笑みを浮かべ、俺の顔を覗き込む愛。

もう、幾度となくこの笑顔を見て来たけど飽きる事なんて当たり前になくて。

愛のこの笑顔が見れるなら、どんな事でも出来ると自信を持って言える。



「いや、何でもない」


「えー!?気になるじゃん!」


「アイス、何食べたいか決まった?」


「あー…話変えてるし」



いやいや。

話を変えたとかそんなんじゃなくて。

ただ、今無性に愛のその笑顔が見たくなっただけだし。

だから呼んだだけだし。



だけど、さっきまで笑顔だった愛の表情は

完全、拗ねた表情へと変化。


チェッと言わんばかりの唇尖らせてる顔。


本人は拗ねてるんだろうけど、俺からしたらその顔も可愛くて仕方がなくて。


逆に言えば、尖らしてる唇が



「ねぇ、煽ってんの?」


「へっ!?な、何で!??」



そそられる。




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