無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

未だに真っ赤な顔になる愛を抱き締めたくなる衝動を抑えながら



「行こっか」



愛の、小さくて可愛くて温かい手をギュッと握る。


それに合わせて、ギュッと握り返す愛が


「うんッ♪」


ニカリと微笑む。


俺も、愛と同じようにニカリと微笑む。



愛と手を繋いで歩くこの空気感が、何とも言えない。


優しくなる気持ち

温かくなる気持ち

愛しくなる気持ち


そんな気持ちを胸に抱きながら、愛の隣りを歩くこの時間



堪らなく、好きだ。



１度繋ぐと２度と離したくなくなる愛の小さな手。



ずっと、ずっと、ずっと…



俺の手を、愛が離さないよう

俺と愛の手が、このまま一体化してしまうくらい


愛の手を握り締める。