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histoire d'amour eternel

第23章 星 *hikari*





君を想い、君との想い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡る。


どのシーンの君も、とても可愛い笑顔で。


『恭!』


愛らしい声で、俺を呼ぶ君。



記憶の中の君の笑顔につられ、俺の顔も綻ぶ。



いつも俺を照らし続けてくれた君に

俺が出来る事



見つけたよ。



いつも俺の星で居てくれた君。

今度は俺が、君の星となる。

今度は俺が、君を優しく、力強く、そして君をそっと見守る星になる。

どんな時でも、君を見守り、耀く光る星となる。



だから……





君はずっと、笑ってて?




そっと再び瞳を綴じると、一筋の涙が頬を伝う。


それを拭う事もなく、記憶の中の君へと言葉を向けた。






―――俺の、星‥‥…‥







幸せになれ――――……









*Fin*







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