histoire d'amour eternel
第27章 SAKURA
金朱の世界で出逢い
月の輝きさえも凍らせてしまうような季節
君と寄り添い過ごし、眺めたシリウス。
そして
枝々に白く、そして淡く咲き溢れる桜の下
君と過ごす、柔らく優しい、春。
“君”という物語の1ページを、君と綴り始める。
終わりなき物語となりますように。
倖多き物語となりますように。
と、願いを込め、大切に大切に紡ぐ物語。
君の中の“私”という物語も、同じように輝き彩付き紡がれていきますように……
そっと目を綴じ、大好きな君の手をギュッと握り締め心に唱える。
―――来年も
見上げる桜は、君の隣りで―――
*END*