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histoire d'amour eternel

第28章 紫丁香花





「………。」



「………。」




ボ―――ッと、お互い。



何をするわけでもなく。

何か話すわけでもなく。



ただただ、君の隣りで取り巻く景色を愉しむ



この空気感が、堪らなく、好き。



決して、沈黙に焦る必要なんてどこにもなくて。

会話を無理に探そうとする必要もどこにもなくて。



ただただ、流れる時間をそのままに感じる、この瞬間。


言葉は交わしてなくても、心で会話してるような

そんな錯覚にさえ陥る、この瞬間。




堪らなく、大好き。






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