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histoire d'amour eternel

第30章 熱中症

予想もしてない言葉と、温かいキスに


あたしの心は、これ以上ない倖が溢れ

これ以上ない、倖笑が零れ



本当は。




ありがとう――――




そう言いたいのに。

誕生日おめでとう、の言葉の返事で

ありがとうって言わなきゃなのに




「大好き…」




君へと溢れる想いが、止める事なく自然と口から零れ出し




「ん。


俺も」





“大好きだよ”




言葉と一緒に、綺麗な月夜の下



リップ音を奏でる。





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