
I'll protect you.
第13章 嘘
翌日
『ユウちゃん!
みんなに私のこと話してくれた!?』
みらいちゃんが学校で会うなりあいさつもなしに聞いてきた
『うん!
みんないいって言ってたよ!』
…そう昨日
コウキ君と仲直りして
みらいちゃんと遊ぶことを許可してくれたんだ
…もちろん
秘密基地のことは秘密だけど…
『じゃあ…さっそく今日一緒に帰ってもいいかな!?』
…え?
みらいちゃんの家って私達の家と真逆なんじゃ…
『帰り道の途中で遊んだ方がいっぱい遊べるでしょ!?
真っ直ぐどこかに行って遊ぼうよ!!』
『みんなに聞いてみないとわかんないな…』
…なんかモヤモヤする……
『そっか!!じゃあユウちゃん
今すぐみんなに聞いてきてよ!!』
…なんで私が聞くの……
提案したのはみらいちゃんでしょ…?
私は俯きながら
『わかった…』
そう言うしかなかったんだ…
