I'll protect you.
第16章 夏休み
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「…なにこの荷物の量……
てか、何日分?」
うっ…
カナが私の荷物をみて眉間にシワをよせる
『2日分です…』
「どこ行くの?海外?」
『カナの家です…』
「…嘘だろ……」
カナは呆れたように頭を抱えてため息をついた
そして私の荷物を全部出して、
いつも持ち歩いてるリュックに2日分の着替えと歯ブラシだけ入れてくれた
「これだけでいいから!
タオルとか全部俺の家の使えばいいし」
…こ、これだけ!?
『こんなんでいいの!?』
「いいのいいの
そんなことより、早く行くぞ
みんなもう来てんだから」
カナが私のカバンを持って家を出た
それを追いかけるように私はカナの後をついていった