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I'll protect you.

第16章 夏休み



家に着くともう短い針は5をさしていた

カナのお父さんがすでに外で炭をおこしている


「みんなおかえり

ちょっと家の前に並んでくれる?」


カナのお父さんに言われたように私達はカナの家の前に一列に並んだ


するとカナのお父さんはデジカメで私達になにも言わずに写真を撮った


『「「「え!?」」」』


みんなの声が重なりカナのお父さんの方をみんなで見つめる


「写真撮るならそう言えよ!

俺センター!!」


カナは後ろに3人並んでる私達のその下に一人しゃがみ込んだ

右からシン君、私、コウキ君の順で並ぶ
そして私の下にカナ


「はい、1+1はー?」



『「「「にーーー!!」」」』



カシャッ



みんなで体を寄せて満面の笑みで写真を撮った


この夏の思い出達を

彼らを

一生忘れないように


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