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I'll protect you.

第17章 気持ち


シン君に撫でられた部分が熱い…


シン君は私の頭に手を置いたまま話を続けた




「…俺はユウのためならなんだってする。


ユウが助けてって言うならどんな手を使ってもユウを助ける。


これから大人になってもずっと俺はユウの味方だよ。


だからユウが家で一人でも


お母さんがユウをわかってくれなくても


俺はちゃんといるから


絶対に負けないで」




シン君はいつも私が安心する言葉をくれる



でも一番欲しい言葉はくれない




シン君にとって




私はなんなの?




素直に聞けたらどんなに気が楽だろう




でも


味方だと、一人じゃないと言ってくれたシン君を



失いたくない




どうしたらいいのか、わかんないよ…




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