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I'll protect you.

第22章 ユウと優




『カナ…っ…カナっ!!』




「俺は大丈夫だから

俺はお前の兄ちゃんだぞ?

これぐらいじゃ、ぶっ倒れねーよ」





『うっ…ぅ…ッ…』





「守ってやれなくて


…ごめん。」





ずっと、辛い思いしてたのに




助けてやれなかった




なにが味方だよ




なにが居場所だよ





守れないんじゃ意味ねーじゃんか…






ユウを抱きしめるこの腕に自然と力が入る





すると、ユウは俺と向き合い目を合わさずに言った







『お願いだから…

もう、私と関わらないで…』







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