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I'll protect you.

第22章 ユウと優




「ところで、誰にやられた?」



シンの突然の質問にハッとした



「あいつ誰なんだ?


上靴が青だったから、先輩なのは確かだよ」



シンはそれを聞いて、すぐに誰かに電話をした



「もっしー、新しい情報を入手しましたー

お前を殴った奴は2年生らしいよー」



俺以外にもまだ被害者がいた!?

シンが電話を切ったのを確認してすぐに質問を投げつけた



「どうゆうこと!?」



シンはニヤッと不敵に笑って気持ち悪い笑い方をしながら言った



「”ユウ”に取り憑く悪霊にやられたのはお前だけじゃない」



まさか…



「藤宮がユウだって知ってたのか…?」



「「うん」」



コ、コウも!?



「最初は似てるだけかと思ってたけど

今日、涼太に聞いて確信した」



「その現場にたまたま俺もいたから知ってるってわけ!」



「なんで言わねぇんだよ!」



「だって、お前すぐ帰ったじゃん」




…なにも言えないっす






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