
I'll protect you.
第22章 ユウと優
「そんなことより、
…何があった?」
急に、シンの顔から笑顔が消えた
さっきまでの陽気な雰囲気から一変して部屋中に緊張感がはしる
「校門でユウを待ってたんだ。
いろいろ聞きたいことがあったから直接聞こうと思ってさ…
でも、1時間経ってもユウは出てこなくて
ユウのクラスの窓を見てみたら
ユウがそいつに襲われてた
助けなきゃと思ってF組の教室に行ったら
この様ですよ」
…黙ってようかとも思った
でも、俺にはユウを見捨てることはできない
きっと、ユウを守れるのは
俺らしかいない
「そいつ、潰すぞ」
