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I'll protect you.

第1章 【第一部】思い出

約束の時間


赤い帽子をかぶり
向日葵のサンダルを履き
勢いよく玄関の扉を開ける


同時に向かいの家の扉が開いた

「ユウ!」

笑顔で駆け寄ってくる茶髪の男の子

『シン君!』

私もシン君に駆け寄って最近の出来事を話す


『ユウ、ちゃんとピーマン食べたんだよ!

それでね…えーっと…

お留守番もできたんだよ!

それから…うーんと…』


ふと、シン君に視線を戻すと
シン君のクリっとした大きな瞳が私を見つめていた




…トクン…トクン…トクン…



心臓の音がうるさい
私どうしちゃったんだろ…




するとシン君は私の頭に手を置いた


「よくできました。ユウはエラいね」


目を細めて笑うシン君に
私は目を奪われた






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