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I'll protect you.

第1章 【第一部】思い出



…バタン!!

隣の家から聞こえてきた音


まさか…


音がする方に振り返ると
血相を変えて近寄ってくる黒髪の男の子



「…おい。なにしてんだ!

ユウに触るな!!

ユウは俺のユウだぁぁぁ!!!」


そう言ってシン君に喧嘩をふっかけてるコウキ君。


頭きた!
私がいつコウキ君の私になったのよ!
シン君を叩くなんて許せない!


『ちょっと!!

シン君を離し…「俺は大丈夫だよ?」』

シン君は満面の笑みでそう言って
コウキ君に拳骨をした


「いってぇぇぇぇ!!!!」


頭を抱えながら涙目で訴えるコウキ君を見て
シン君は満足げに笑っていた。



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