
I'll protect you.
第22章 ユウと優
マナちゃんの言っていたそのカラオケはさほど遠くなくて、駅から徒歩5分の学生にはベストな場所にあった
マナちゃんはなんの躊躇もなくズカズカと店内に入っていく
『美咲!ルームで2時間でお願い!』
『かしこまりました~。
お部屋へご案内いたします!』
へぇ…。友達が働いてたんだ
部屋に案内されると、俺達は軽く飲み物を頼んでファミレスの時と同じように各自席についた
マナちゃんはすぐに機械とマイクを手にとって、なぜか張り切って機械を操作して歌う
都会組が交互に曲を入れていくなか、
カラオケ初心者の田舎組は、
どうしていいかわからずにただ歌詞を目で追った
