I'll protect you.
第4章 日常
学校に着くと
「じゃ、俺隣のクラスだから!
また帰りな!」
そうだった…
クラスにカナはいないんだ…
カナしか知り合いがいない私は
他に話せる友達はシン君とコウキ君しかいない
もっとカナといたかったな…
「ユウー!
ちょっと来てー!」
コウキ君が私を呼ぶ
なんだろ?
そこにはシン君もいて
そのほかに女子が二人いた
『どうかした?』
するとコウキ君が笑顔で言った
「こいつら
ユウと友達になりたいんだって!」
私と友達に!?
よろこんで!!!
そう言いたかったのに
『よよよよよろこんで!!』
思いっきりテンパッたーーーッ!!!
クスクス…
『ユウちゃんって面白い!』
女の子二人は笑いながら言う
シン君とコウキ君は大爆笑している
『ちょっと!!
シン君もコウキ君も笑いすぎだから!!
恥ずかしいからやめてよー!!』
「「ごめんごめん」」
そう二人は言うもののまだ笑っている
くっそ~…
覚えてろあいつら!!
『私、たなか あみって言うの!
あみって呼んでね』
長い髪が特徴的な女の子
『私は あだち みらい!
みらいって呼んで!』
この子は髪が肩まである女の子だった
『二人ともよろしくね』
この街でできた初の女の子の友達