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I'll protect you.

第25章 戻ってきた時間

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*カナside*



「あれ?2つで足りんの?」


コウと向かい合って座るシンの手にある2つのパン。

いつもなら、シンはパンを3つ食べているのに今日は2つしかない。


「ユウが弁当忘れたんだってさ。

しかも、パン売り切れたらしくて飲み物でやり過ごそうとしてたからあげた。」


そう言ってシンは美味しそうにパンを頬張った。




「そんなことより、

お前あんなことして部活だいじょ…「気にすんな」




俺の言葉を遮って、シンは食べるのをやめた。





「ユウが自由になることの方が大事だろ。

なんとかなるだろうし、

全然来てないから本当大丈夫だよ。」





そしてまた、パンを口へと運ぶシン。




「でも…!!

お前が部活やめることは許されねーんだぞ!?」





少しの沈黙の後、シンがゆっくり口を開いた






「その時は………」




シンは誰もが見惚れてしまう笑顔を向けた。






俺らはその笑顔を見て、胸が締め付けられた








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